甘えん坊な白クマの男の子が、元気いっぱいにお金をねだる「ヒモックマ」。先日4匹目が登場しました。

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作者のセブ山さんは、女性に寄生して生きるプロの「ヒモ」。一体どのようにしてこのスタンプが誕生したのでしょうか?


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というわけで!


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今回、セブ山さんご本人にお話を伺いました!

ヒモは職業!? スタンプは「万人受け」より「ニッチさ」を狙え

――まずはじめに、ヒモになった経緯を教えてください。

セブ山:就職活動をしていた大学生のころ、将来について真剣に考えていました。バイトや海外旅行で「自分探し」に夢中になる人が多いなか、あえて「自分じゃないモノ探し」をしたんです。自分が嫌いなこと、自分がやりたいくないことをバーッと紙にリストアップしていって。
その結果、朝から満員電車に乗りたくない、上司にガミガミ怒られたくないという価値観に気付き、それらをクリアする職業は「ヒモ」しかないと思ってその道を選びました。

――ヒモは職業なのですね。

セブ山:女性が求めることに真摯に応えるという、立派なビジネスです。僕はプロとしての誇りを持って仕事をしています。

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――なぜヒモックマのスタンプを作ろうと思ったのでしょうか?

セブ山:ヒモは不安定な職業で、突然解雇される可能性があります。もしもの場合に備えて複数の女性に同時に寄生する必要がありますが、いろんな相手に同じような文章を送るのが面倒くさくなり、手間を省くために作りました!

――ヒットを狙って作られたわけではなかったんですね。
 
まったくの偶然です。ただ、ネット上ではよく万人受けを狙ったスタンプ作成のテクニックが語られますが、めちゃくちゃニッチなもののほうが面白いとは思っています。

「ヒモを飼う女性」を育てるスタンプが意外な層にウケた

――ヒモックマのセリフは、セブ山さんがよく使う言葉なのでしょうか。

セブ山:もちろんです。ヒモの実用的なテクニックを詰めこみました。

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「(仕事の帰りに)甘いもの買って来て」を日常的に送ることで、女性がおごることに慣れて、だんだん大きな金額を渡してくれるようになります。

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「駅まで迎えに行くね」や「ビジネスやきもち」を僕は“0円のプレゼント”と呼んでいるのですが、これを送ると相手の女性は「愛されている!」と感じて、お金をかけずに喜ばせることができます。

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「友達と俺……どっちが大事なの?」はすごく重要です! ヒモのライバルって、他のヒモ男ではなく、その子の周りにいる女友だちなんですよ。女性って、よく女子会で彼氏や旦那の話を共有して「そんな男、別れたほうがいいよー!」って言い合うじゃないですか。
そういうノイズを耳に入れさせないように、このスタンプを送って、徹底的に他のコミュニティとの関わりを排除させます。

――な、なるほど……。

セブ山:大丈夫ですか? もしかして引いてますか?

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――実際にスタンプを使っているのは、どんな人たちなのでしょうか。

セブ山:意外だと思われるかもしれませんが、ヒモの世界とは無縁の若い女の子たちに人気です。
ヒモックマって「心から愛してるよ」や「こんなに好きになったのははじめてかもしれない」など、愛の言葉を恥ずかしげもなくささやくんです。ヒモがただ媚びているだけのセリフですが、マジの彼氏・彼女の間だと、普段は恥ずかしくて言えない(でも言いたい)愛の言葉を素直に伝えられるツールになります。
ヒモックマというフィルターを通すことで、ネタっぽくなって恥ずかしさが消えるので、使い勝手がいいみたいですね。

見せ方が重要! ネットであざとすぎる使用例をアピール

――ヒモックマが幅広い層に受け入れられたキッカケは?

セブ山:「こういう風に使うと面白いよ!」というトークでの使用例をネットに載せました。スタンプを使うタイミングって、自分では分かっているつもりでも意外と周りには伝わっていないんですよね。

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たとえば「結婚資金」単体だとよく分からないですけど、「ちょっとだけ貸して」をセットにすると、「結婚資金を崩したらお金あるよね?」という無言の圧力になって、もはや使い道しかないですよね! なので「こうやって使えますよ」と伝えるのは大切だと思います。

ヒモックマシリーズは、このようにセットでスタンプを送ると意味が変化する仕掛けを何パターンも仕込んであるので、探してみてください!

――他のニッチ系スタンプで気になる作品はありますか?

セブ山:ヒモックマをリリースしてから、だいぶヒモ系スタンプが増えて「パクってんじゃねえよ」とキレているのですが、その中でも「ひもっぐら」って……ありですか? まんまじゃないですか! これってどうなんですか!?

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――スタンプクリエイターを目指す人たちにアドバイスをお願いします。

セブ山:ヒモックマはたまたま偶然、まぐれで売れたので偉そうなことは言えないのですが、売れることを目的にしていると、他のスタンプに埋もれてしまうので「今まで誰もやっていないことをやる」「自分が面白いから作る」ことが大切なんじゃないかと思います。
 
「けたたましく動くクマ」も、アニメーションスタンプ解禁後すぐにリリースして人気が出ましたよね。「意味のない変な動き」をクリエイターズスタンプ上でいち早く発明したのがヒット要因だと思います。

ただし、白いクマっていうのは、完全にヒモックマとかぶってませんか? これってありですか!? 売り上げの半分をよこせ。

――最後に、今後の目標を教えてください。

セブ山:ヒモが世の中の市民権を得られるよう、総大将としてがんばります! そして、「SUSHI」「ANIME」と並ぶ美しいジャパニーズカルチャーとして、「HIMO」を世界に発信したいと思います!

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――ありがとうございました!


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……ヒモックマに寄生されそうです。

読者プレゼント

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インタビュー掲載を記念して、20名様に「ヒモックマまるごとブック」(宝島社)をプレゼント! ヒモックマの魅力がぎっしり詰まった一冊です!

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さらに「5大ヒモ特典」のポーチの裏側に、直筆イラスト&サインをお願いしました。1つ1つ絵柄が違います!

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 キャンペーン実施期間:
2017年4月6日(木)~4月11日(火)23時59分まで

応募条件:
1. クリエイターズマーケットの公式Twitter(@LINECreatorsMKT)をフォローしていること。
2. 上記アカウントの「セブ山さんプレゼントツイート」をリツイートしていること。

当選者発表方法:
TwitterのDMより、個別でメッセージを送信いたします。

プロフィール

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セブ山
1984年生まれ。LINEスタンプクリエイター。
自身のヒモ経験からヒントを得て作った「ヒモックマ」が爆発的ヒット。
スタンプが売れた今でもストイックにヒモ生活を続けている。
著書「インターネット文化人類学」の中では、売れるスタンプの作り方を惜しげもなく披露している。

Twitter:


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